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資格取得体験談〜カウンセラー編〜

プロセスワークへの参加

プロセス指向心理学は、POPと略されたり、プロセスワークと呼ばれたりしている
心理療法のひとつです。ユング派分析家のアーノルド・ミンデルによって創られました。
私は、このワークの中で「身体症状」との取り組みにトライしてみました。

プロセスワークでは、さまざまなワークを行いますが、私が参加した中で印象的だった
ものが、「身体症状のワーク」でした。

そのワークでは、参加者一人ひとりの困った身体症状について、扱っていきました。
はじめに2人組になって、片方の人が自分の身体症状について語ります。そして、
その症状に向かって語りかけたり、その症状になってみたりします。

私は昔から胃腸が敏感で、胃炎になったり、ひどい下痢を起こしたりしていました。病院
では、「過敏性大腸炎」と言われるような症状でした。このとき、私はこの症状と取り組み
ました。

はじめ私はこのお腹の症状をとても困った嫌なものだと感じていました。しょっちゅう下痢
するので、本当に困っていたのです。けれど、このワークのファシリテーターの方は、私に
お腹の中にある排泄物になってみるように言いました。ちょっとびっくりしましたが、私は
「うんちくん」になってみることにしました。

そうなっていると、「その手は何をしているの?」と、問われました。
気がつくと、私は左手のひらの上に右手をのせていました。
そして、左手の指の間に、右手の指が入り込んでいくようなイメージが出てきました。

「この右手はうんちくんです。」と私は答えました。「なんだろう?」そう思った次の瞬間
「はっ!」と気づきました。「このうんちくんは、からだの中に入りたがっているんだ!」
腸壁を通して体内に入りたがっているのが分かりました。

「そのまま、自然に。」そう言われてそのまま感じていました。すると、身体全体になんとも
言えない安堵感というか、安心感のようなものが広がっていきました。
「そうか、そうなのか。安心して体の中にとどまりたいんだね。」
それは、私の心の声でした。
「悪者扱いしてすまなかった。」本当に心の底からそう思いました。

私のワークはそれで終わりましたが、なんとも気分が爽快になったことを覚えています。
意識を別のものに移すと、全く違った認識が生まれることを知った貴重な体験でした。