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時代の変化に対応する近代医療との統合へ
しかし、「近代西洋医学では、病気は治らない。」という言い方はとても危険です。
確かに、病気になる根本のことには、西洋医学は焦点をあまり当てていないように思
えます。
「病気になった人の症状や苦痛をいかに効率よく取り除くことができるか」
が、医療者の使命であるようにも思えますし、大変価値のある仕事であると思います。
ただ、近代以降の医学の発展は、医療者主体の「症状除去」という点に偏り過ぎたよう
に感じます。
患者は無力で医療行為を受けるだけの存在となってしまいました。
自分の身体なのに、医者や病院にすべてお任せしてしまうことが当たり前になってしま
いました。
それゆえ、病気になってしまう人は減らないのでしょう。
これからは、近代医学が見過ごしてきた点にエネルギーを注ぐ必要があると思い
ます。
そうすることで、医療という分野のバランスがとれます。それが、近代医療とホリステック
医療との統合へとつながります。
今から人を助ける仕事をしようと考えている人には、ぜひともこの視点をもって学んでい
ってほしいと思います。
病気になってしまった人を助ける医師や看護師などを目指す方にも、これからはこの視
点が重要になってくると思います。
また、症状の改善を図りながら、心身全体の健康を目指すさまざまな療法を学ぶ方には、
絶対に必要な心得だと思います。